ヤマトヌマエビを飼い始めて、水槽の前で観察していたある日。
なんだこれ?卵じゃないかな!?卵だよね?
こうしてヤマトヌマエビの卵を孵化させようと必死の準備が始まりました。
ヤマトヌマエビを見ていると、あっとゆーまに時間が過ぎてゆく・・・
観察していると、いろいろな動きが可愛らしい。
みなさん、ちゃんと観察しましょうね!
そして、ヤマトヌマエビ卵孵化大作戦開始です!
早速、調べることにしました。
- ヤマトヌマエビを孵化させられるの?
- ヤマトヌマエビの生活環境について
- ヤマトヌマエビを孵化させる準備をしよう
- ヤマトヌマエビの排卵~親になるまでの流れ
- ヤマトヌマエビの卵を孵化させてやるぜ!
- エビの卵に違和感が・・まさかの結果だった!?
- まとめ
ヤマトヌマエビを孵化させられるの?
簡単に言ってしまうと、卵を孵化させるのは素人では難しいみたい。
では何が難しいのか説明していきます。
ヤマトヌマエビの生活環境について
通常ヤマトヌマエビは、淡水で生活しています。なので、簡単に飼えるので
すが、子供となると訳が違ってくるのです。
卵 ⇒ ゾエア(エビの形になるまで)⇒ 稚エビ ⇒ 親
このゾエアが汽水でなければ育たないのです。
(汽水:淡水と海水の混ざった塩分の少ない水)
ヤマトヌマエビを孵化させる準備をしよう
素人が卵を孵化させるのが難しい理由は、環境を整える必要があるからです。
孵化に必要な物とは!?
母親隔離用のケース
ゾエア専用の水槽(出来れば30cm以上の大き目な水槽)
エアレーション
ヒーター
水草(ウィローモスがいいみたい)
汽水の素(海水や天然塩を使用しても出来ます)
カルキ抜き剤
道具の必要性について
母親隔離用のケース
母親が卵を抱えて卵に目が分かるようになったら、母親をケースに移します。
ゾエアを回収出来るようにするためです。
ゾエア専用の水槽
ゾエアは、汽水でなければ育たないため、専用の水槽が必要です。水が汚
れるため、水の交換が必要になります。
大きな水槽のほうが水が汚れにくいため、大きい水槽のほうがオススメ。
エアレーション
ゾエア(孵化した状態)は、水に浮かんでいるだけで、たくさん動き回る
ことが出来ません。目の前にあるプランクトン等を食べるだけです。
エアレーションして水を動かして、ゾエアの周りにプランクトンを運んで
あげる必要があります。
エアレーションは必要ですが、水の流れが激しいとゾエアが流されてしま
い、御飯が食べられず☆になっていきます。調整が難しい。。
ヒーター
ゾエアを育てる水温は24~26℃ぐらいが適温です。
冷たすぎると育たないので、時期によってはといったところでしょう。
水草
汽水で育つ水草は少ないようです。ここでいれる水草は、分解された水草の
浮泥や微生物を発生させて、ゾエアの餌にするためです。
汽水の素
汽水を作る素がペットショップ等で売られています。海水を使うと濃度を薄
めて混ざっている汚れを除去する必要があります。天然塩(天日塩など)を
使用する場合も濃度に気をつけましょう。精製塩は使えません。
カルキ抜き剤
天然塩を使用する場合は必要になりますが、汽水の素を使用する場合、カル
キ抜き剤は必要がありませんと表記があったりします。
ヤマトヌマエビの排卵~親になるまでの流れ
- 親エビが卵を抱える ⇒ ゾエア専用水槽で汽水+水草で微生物を増そう
- 卵に目が確認出来たら、母親隔離用ケースに入れる
- 母親から卵が離れたら、母親だけ元の淡水水槽へ戻してあげる
- 卵にエアレーションして孵化させよう ※卵のカビ防止だよ
- ゾエアが孵化したら、ゾエア専用水槽(汽水)に移してあげよう
- エアレーションを行い、ゾエアを育てよう! ※大半がここで☆
- エビの形になり5mm程度になったら、少しずつ淡水を混ぜる
- 大きくなるまで稚エビだけで育てる(※魚と混泳させているとき)
エビの形になったと喜んで、魚のいる水槽へ入れてしまうと魚の御馳走になってしまいます。 ここまでの苦労が水の泡になってしまうので、大きくなるまで我慢しましょう!
ヤマトヌマエビの卵を孵化させてやるぜ!
ヤマトヌマエビの卵を孵化させるには、これだけの労力が必要になります。
それでも無事にエビまで育てることが出来ないことも多いようです。
準備や飼育が大変なため、諦める人がたくさんいます。
しかし!
なんでもやってみたくなるのが、私やるならです。
早速、汽水の素をペットショップで買ってきました。
さてさて、水槽はすでに小金と琉金で2つあるし、どうしようかなと。
コストをかけたくない場合や新たに水槽を置く場所がない人は、ペットボト
ルで代用ている人もいます。根気よくやるしかないですね。
さあ!準備に取り掛かる前におさらいです!
エビの卵に違和感が・・まさかの結果だった!?
ヤマトヌマエビが卵を産んだので、家族みんなで喜びました。
育てるためにいろいろ調べたのですが、なんか違和感が残っているんです。
物品を買ってきて準備段階に入ったものの、なんか拭えない違和感。
ヤマトヌマエビは卵を抱えてから抱卵する。そして母親を隔離するはず。
母親が卵を離す・・・
なんかすでに離れてるんですけど・・
なんか卵がまとまっているんですけど・・・
いつ隔離をするんだろう???
違和感が取れない・・・
嫌な予感がするな。調べてみよう!
こちらがヤマトヌマエビの卵
じゃないじゃん!
これは!!!
こいつ!イシマキガイの卵!
水草買ったときにくっついていたようで、大きくなったやつだ!
こいつのために喜び、準備をしていたわけか。。。
みなさん!
間違えてました。すみません。
ヤマトヌマエビの卵は、ちゃんと母親のお腹に抱えられます。
ヤマトヌマエビを今度こそは孵化させようと思います!!
ですが、
ここでお知らせがあります!
よくよくみたら我が家にいるヤマトヌマエビは2匹ともオスでした。
たびたび、すみません。
まとめ
ヤマトヌマエビの卵を孵化させるのには、労力をかければなんとかなるかと。
ミナミヌマエビの繁殖は、淡水で孵化出来るため、比較的簡単です。
あとは、オスメス揃えることですね。購入する際には、前記事にもあるヤマトエビの雌雄を見分けて買うのもありです。
ゾエアは淡水では育たないので、雌雄揃えても育てたくなければ、汽水に移さなければゾエアは☆になります。
いつかは、ヤマトヌマエビを増やしてみたいので、またその時に結果をお知らせします。